日本の再生医療|承認された製品と、自費の治療のちがい(2026)
日本の再生医療は2つに分かれます。国が承認し一部は保険がきく製品と、法律で規制はされているものの、効果を国が確認していない自費の幹細胞・PRP・エクソソーム治療です。
日本の「再生医療」とは何を指すのか。「再生医療」と呼ばれるものは、2つに分けて考えるとわかりやすくなります。国の承認を経た製品(一部は保険適用)と、法律で規制はされているものの、国が効果を確認していない自費の治療です。ここで紹介するのは一般的な情報なので、医療上の判断は医師と相談してください。
承認された製品
- ジャック(2012年):自分の軟骨細胞を培養した自家培養軟骨。膝の外傷性軟骨欠損などに使われ、2013年から保険適用です。2025年に、条件付きで一部の変形性膝関節症にも対象が広がりました
- テムセルHS注(2015年):他人の骨髄由来の間葉系幹細胞。造血幹細胞移植後の急性GVHD向け
- ステミラック注(2018年):自分の骨髄由来の間葉系幹細胞。脊髄損傷向けで、「条件及び期限付承認」
これらは承認された病気に対して病院で使われるもので、一般向けに販売される治療ではありません。
自費の治療
「再生医療」をうたうクリニックの多くが行っているのは、次の3つです。
- 幹細胞治療: 自分の脂肪由来の幹細胞を使うことが多く、膝の痛みなどが対象。再生医療法の第2種。日本の幹細胞治療
- PRP療法: 自分の血液から作ります。第3種(APSは第2種)。PRP療法
- 幹細胞培養上清液・エクソソーム: 再生医療法の対象外です。厚生労働省は2024年7月、有効性と安全性が示されて承認されたものはないと注意を呼びかけました
日本再生医療学会は、自由診療の幹細胞治療は国が安全性と有効性を確認していないと注意を呼びかけています。
受ける前に
- 提供計画の番号を聞き、「e-再生医療」(saiseiiryo.mhlw.go.jp)で自分で確認しましょう
- 自分の症状についての根拠と、費用の総額を書面で確かめましょう
- その治療を提供していない医師にも意見を聞きましょう
Rakan Clinic Tokyo(麻布台)
麻布台ヒルズ タワープラザ4階(港区麻布台1-3-1)の整形外科です。PRP注射、幹細胞培養上清液の注射、NK細胞治療、点滴、鍼灸も行っています。これらは自費診療です。PRPのような細胞を使う治療には、調べられる再生医療等提供計画があるはずですが、幹細胞培養上清液は再生医療法の対象外です。内容と費用はクリニックに直接確認してください。
連絡: rakanclinic-tokyo.jp
英語で受診できる医療機関は東京の英語対応クリニックで紹介しています。
関連記事
日本の教育制度ガイド|保護者のための基礎知識(2026)
保育園・幼稚園から小学校・中学校・高校まで — 日本の教育制度の基本構造と、転入時に必要な手続きをまとめました。
神戸暮らしガイド|エリア・交通・生活コストの実態(2026)
山と港に挟まれた神戸での暮らしは、東京とはまったく違うリズムがあります。六甲アイランド、芦屋、西宮、三宮 — エリアごとの実態と生活情報をまとめました。
大阪暮らしガイド|家賃・エリア・交通・生活コストの実態(2026)
東京より家賃が安く、人情味があると言われる大阪。実際の暮らしはどうなのか — エリア選び、交通、生活コストまで実態をまとめました。