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アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの大学比較|日本から海外大学へ

海外大学を考えるなら、まず国選びから。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの大学の学位年数、出願の時期、費用、学生ビザの違いを、日本の家庭向けにまとめました。

文・調査:The Standard Japan 編集部編集方針
アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの大学比較|日本から海外大学へ
写真:Julian Herzog / Wikimedia Commons · CC BY 4.0

子どもの海外大学進学を考え始めたとき、最初に決めるのは「どの国にするか」です。同じ英語圏でも、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアでは、学位を取るまでの年数も、出願のしかたも、費用も大きく違います。

このページでは、4か国の大学の違いを、日本の家庭が判断しやすいようにまとめました。出願の締め切りとビザの費用は、2026年10月に各国の公式サイトで確認しています。

オックスフォードのラドクリフ・カメラと街並みオックスフォードのラドクリフ・カメラと街並み

4か国の比較

アメリカイギリスカナダオーストラリア
学士課程の年数4年3年が基本(スコットランドは4年)4年が基本3年が基本
専攻を決める時期入学後(2年生ごろ)出願時大学・学部による出願時
出願先各大学(Common Appなど)UCASでまとめて最大5校各大学(オンタリオ州はOUAC)各大学
新学期8〜9月9〜10月9月2〜3月
選考で見るもの成績、エッセイ、推薦状、課外活動、試験(任意の大学も多い)成績、志望理由書、学ぶ分野への適性成績が中心成績が中心

アメリカは、入学してから幅広く学び、専攻を決める国です。選考では成績だけでなく、エッセイや課外活動も見ます。

イギリスとオーストラリアは、出願の時点で学ぶ分野を決め、その分野を3年間で集中して学びます。

カナダはその中間で、4年制ですが、学部によっては入学時に分野が決まります。

出願の時期

イギリスは、UCASというシステムで最大5校までまとめて出願します。2027年入学の締め切りは次のとおりです。

対象締め切り(英国時間)
オックスフォード、ケンブリッジ、医学・歯学・獣医学の多くのコース2026年10月15日18時(締め切り済み)
その他の多くのコース2027年1月13日18時

オックスフォード、ケンブリッジ、医学部を目指すなら、入学の約1年前の10月が締め切りです。来年度に向けて準備するなら、UCASの公式サイトで日程を確認しましょう。

アメリカは大学ごとに締め切りが違います。多くの大学では、11月ごろに早期出願、1月ごろに通常出願の締め切りがあります。早期出願のうち「アーリー・ディシジョン」は、合格したら必ず入学する約束をする出願方法なので、奨学金の見通しが立つまでは慎重に選びましょう。

カナダとオーストラリアは大学ごとに出願します。オーストラリアは新学期が2〜3月で、7月入学を設けている大学もあります。日本の高校を3月に卒業した場合は、準備コースを経て翌年2月に入学するか、7月入学を使うかを考えます。

費用と奨学金

アメリカは4か国でいちばん費用の差が大きい国です。名門私立のリベラルアーツカレッジは、学費・寮費・食費などで年間9万5千ドル前後かかります(スワスモア9万5,770ドル、ウィリアムズ9万5,960ドル、2026〜27年度)。

ただし、アメリカの一部の私立大学は、留学生にも返済不要の奨学金を出します。アマーストとボウディンは、留学生も家庭の経済状況を見ずに合否を決め、合格者の必要額をローンなしで支援すると公表しています。くわしくはアメリカの隠れた名門・リベラルアーツカレッジとはをご覧ください。

イギリス、カナダ、オーストラリアは、留学生の学費が国内の学生より高く設定されていて、学部生への給付の奨学金はアメリカの私立ほど多くありません。費用は大学と学部によって大きく違うので、志望校の留学生向けのページで確認しましょう。

学生ビザ

国ビザ確認したこと
アメリカF-1学生ビザアメリカの学生ビザで解説しています
イギリスStudent visa申請料558ポンド。ほかに医療費(Immigration Health Surcharge)が1年あたり776ポンドかかり、ビザの期間分を申請時にまとめて払います
カナダ学生許可証(Study Permit)学費と生活費を払えることの証明が必要です。金額はカナダ移民局で確認してください
オーストラリア学生ビザ(subclass 500)申請料や条件はオーストラリア内務省で確認してください

イギリスの金額はGOV.UKで確認したものです。たとえば3年間のコースなら、医療費だけで2,000ポンド以上になります。

日本の高校から進学するとき

イギリスとオーストラリアでは、日本の高校を卒業しただけでは直接入学できない大学もあり、その場合は1年間の準備コース(ファウンデーション)を経てから入学します。IBディプロマやAレベルを持っていれば、直接出願できる大学が広がります。

アメリカは、日本の高校の成績でもそのまま出願できます。英語を母語としない出願者には、TOEFLやIELTSなどの英語力の証明を求める大学が多く、たとえばカールトン・カレッジはTOEFL iBTで100点以上(2026年以前の形式)、IELTSで7.0以上を目安にしています。

インターナショナルスクールの卒業生は、カリキュラム(IB、AP、Aレベル)によって進みやすい国が変わります。くわしくはインター卒業生の大学進路をご覧ください。

準備はいつから始めるか

どの国でも、高校3年の秋には出願が始まります。国によって準備の中身が違うので、高校1〜2年のうちに国を絞っておくと動きやすくなります。

国高校2年までに高校3年で
アメリカ英語の試験、課外活動、学校の成績夏〜秋にエッセイと推薦状、11月ごろ早期出願、1月ごろ通常出願
イギリス学ぶ分野を決める。IBやAレベルがなければ準備コースが必要か確認オックスフォード・ケンブリッジ・医学部は10月中旬、その他は1月中旬にUCASで出願
カナダ志望大学の入学条件と英語の基準を確認大学ごとの締め切りに合わせて出願
オーストラリア準備コースが必要か確認2月入学か7月入学かを決めて出願

どの国を選ぶか

  • 幅広く学んでから決めたい、奨学金を取りたい:アメリカ。とくにリベラルアーツカレッジは留学生への支援が手厚い大学があります。
  • 学びたい分野が決まっていて、早く卒業したい:イギリスかオーストラリア。3年で学士が取れます。
  • アメリカに近い4年制で、出願を大学ごとにシンプルにしたい:カナダ。

アメリカの名門リベラルアーツカレッジについてはアメリカの名門リベラルアーツカレッジ6校で比べています。

関連ガイド

最新情報

入学条件は変わります。変わったらお知らせします。

学費・出願時期・空き学年は毎年動きますが、学校側が大きく告知することはあまりありません。本ガイドの内容に変更があったとき、また新しいガイドを公開したときにメールでお知らせします。

掲載に関して学校から費用をいただくことはありません。配信はいつでも停止できます。

この記事を書いた人

The Standard Japan 編集部

日本で運営している独立メディアです。学校や園から掲載料は受け取っていません。事実は一次情報で確認し、公式の情報が変わったときは記事を更新しています。

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