日本は現金?カード?2026年に本当に使える場所
東京・大阪・京都ではカードとICで大半が決済できる。一方、小さな飲食店・寺社・地方・伝統店は現金必須が多い。持ち歩き金額とATMの正解を解説。
要点
- •大都市では「現金しか使えない」イメージよりカード/IC対応が進んでいる
- •小さな飲食店、寺社、地方、銭湯や古い商店は今も現金必須が多い
- •Visa / Mastercardが最も通じる。AmexやDiscoverはチェーン以外で弱い
- •海外カードの引出はセブン銀行ATMとゆうちょが最も安定
日本旅行では現金を1万〜2万円持ち歩きつつ、大都市ではカードやICカードで大半の支払いができる——「日本は全部現金」という評判は、東京・大阪・京都ではすでに古いです。 ただし小さな伝統店、寺社、地方では今も現金が必要です。
2026年時点の実務ルールはシンプルです。都市のチェーンとホテルはカード/IC、伝統的で小さい場所は現金。その二層を前提にすれば、財布の厚みもATMの使い方も迷いません。
旅程タイプ別・現金バッファ
| 旅程タイプ | 持ち歩き目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 東京・大阪・京都の都心のみ | 10,000〜15,000円 | チェーン・IC対応が多い |
| 寺社・市場・居酒屋多め | 15,000〜25,000円 | 現金必須が一日に何度も出る |
| 地方・日帰り多め | 20,000〜30,000円 | ATM密度が落ち、端末も少ない |
旅行全体の日割りは日本旅行の費用ガイドも参照してください。
カードで問題ない場所
チェーン店、コンビニ、百貨店、ほとんどのホテル、きっぷ券売機、大都市の中〜大規模レストランはカード決済が普通です。タッチ決済や、電車と同じSuica / PasmoのICタッチも、自販機・コンビニ・小売へ広がっています。少額決済では現金もカード端末もスキップできるので、観光の摩擦がかなり減ります。
特にICは「電車+コンビニ+一部自販機」を一本化できるので、初日からチャージしておく価値が高いです。500〜1,000円単位の支払いほど、現金よりICの方が速い場面が増えています。
今でも現金が必要な場所
- 小さな家族経営の食堂・居酒屋 — 英語メニューがなく、カウンターにPOSが見えない店ほど現金寄り
- 寺社 — 拝観料、お守り、御朱印はほぼ現金のみ
- 地方や小さな町 — 主要観光ルートを外れるとカード端末が急減
- 銭湯や一部の伝統旅館 — 特に規模が小さく古い施設
- 市場や屋台 — 築地場外のような並びは現金比重が高い
- 一部駅のコインロッカー — IC対応も増えたが、古い機種は硬貨のみ
箱根・奈良・金沢など東京からの日帰りや、東京〜大阪〜京都のコア外に出る旅程では、都市だけより現金バッファを厚めに持ってください。昼前にATMへ寄り、夕方の現金不足を避けるのが定石です。
どのカードが実際に通じるか
Visa と Mastercard が日本全国で最も通じます。小さな店や地方でも相対的に強いです。American Express は大手チェーンやホテルでは使えますが、個人店では明らかに弱いです。Discover など世界的にマイナーなネットワークは通る場所がさらに狭い——メインカードにしないでください。
複数枚あるなら Visa か Mastercard を先頭に、残りはバックアップです。海外事務手数料の低いカードを1枚は持っておくと、ATM引出とカード払いの両方で損しにくくなります。
現金の引き出し:本当に使えるATM
日本のATMは海外発行カードを受け付けないものが多く、初訪問者を驚かせます。安定しているのは次です。
- セブン-イレブンのATM(セブン銀行) — 海外カード対応が最も安定。全国のセブンにあり、24時間
- ゆうちょ銀行ATM — 郵便局や一部駅周辺。海外カードでも比較的安定
- 空港ATM — 成田・羽田到着時は特にこの用途で信頼できる
メガバンク系(三菱UFJ、みずほ、三井住友)は海外カードで弾かれたり、時間帯制限があったりします。最初に見たATMではなく、セブンかゆうちょをデフォルトにしてください。
引出は「毎日少額」より「2〜3日分をまとめて」の方が、海外ATM手数料を抑えやすいです。画面は英語表示に切り替えられる機種がほとんどです。
両替:空港 vs 都心
空港の両替カウンターはレートが悪いことが多いです。都内へ入る分だけ少額で十分で、旅費全体を空港で換える必要はありません。円の調達は、空港両替よりセブン銀行ATMの引出の方がレートで勝つケースがほとんどです。
到着直後はタクシーやICチャージ用に5,000〜10,000円あれば足りることが多く、残りは都心のセブンで補充する流れが無駄が少ないです。
実際に持ち歩く金額
回転バッファとして1万〜2万円を持ち、必要に応じてATMで補充するのが現実的です。初日に全予算を現金化する必要はありません。地方・寺社・小さな食堂や市場が多い旅程なら厚めに、チェーンと大型店中心の都心滞在なら薄めに調整してください。
ホテルのセーフティボックスに余裕分を置き、外出用は薄い財布——という分け方も、紛失リスクを下げます。
モバイル決済アプリ
PayPayなどの国内QR決済は個人店でも広がっていますが、多くの場合は日本の銀行口座や電話番号が必要で、短期観光客には現実的ではありません。観光客が使えるベースラインは、カードとICカードです。
Apple Pay / Google Pay でモバイルSuicaを使うなら、物理カードを持ち歩く量も減らせます。セットアップはモバイルSuicaガイドを参照してください。
よくある質問
2026年の日本はまだ現金社会ですか? 評判ほどではありません。東京・大阪・京都ではカードとICで大半が済みます。小さな店、寺社、地方、伝統業態は今も現金必須が多いです。
日本で一番通じるクレジットカードは? Visa と Mastercard です。小さな店や地方でも相対的に強い一方、Amex や Discover はチェーン・ホテル以外で不安定です。
海外カードが使えるATMは? セブン銀行(セブン-イレブン)とゆうちょが最も安定です。メガバンク系は拒否や時間制限があり得ます。
現金はいくら持ち歩くべきですか? 1万〜2万円を回転バッファにし、セブンかゆうちょで補充。地方・寺社・小さな食堂が多いなら多めに。
Apple Pay や Google Pay は使えますか? タッチ/IC決済対応店なら使えます。モバイルSuica経由も観光客に実用的で、PayPayのように日本の銀行口座は不要です。
空港で大量に両替すべきですか? いいえ。少額だけ換えて都心へ入り、以降はセブン銀行ATMで円を引き出す方がレート面で有利なことが多いです。
Alex Rivera
Travel & Living Editor
Expat guide. Helps people actually move to and navigate Japan.
Moved from London to Tokyo in 2018. Went through the full gaijin experience—visa, housing, banking, the works. Now writes the guide he wished he had.
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